ふにゃるんv2

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"文学少女"と餓え渇く幽霊

続刊が出たと、某ブログで知り、早速購入。

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)


良いです。
狂気の恋愛劇と表現すればいいか。

赤く染まった瞳をぎらぎらを輝かせ、張り裂けんばかりの声で絶叫する。
「憎んでやる!絶対、絶対っ、許さないっっ!この世であなたが一番嫌い!吐き気がする!」

残酷で、美しく。哀しくて、暖かい。
しばらく ぶるぶる震えました。


後、1巻から徹底的にぼかされている、美羽との関係が非常に気になります。

−−−コノハには、きっと、わからないだろうね。


あの日、中学校の屋上で、美羽は寂しそうに微笑み、そうつぶやいた。
そうして、立ち尽くすぼくの目の前で、逆さまに落ちていったのだった。

まるで壊れたレコードのように、何度もリフレイン(繰り返される)この言葉が、何かの暗喩なのか、よくわからないのだけど。