分散型バージョン管理システムのTortoiseGitを使ってみました
数あるバージョン管理システムでも、GitはLinuxのカーネルソースの管理で使われており、非常に有名です。
去年の年末に、GitのWindowsクライアントとして、TortoiseGitが紹介されました。
最近、バージョンが0.4.2になり、80%程度の実装度だよ。って案内が出たらしいので、誰か試した人居るかなぁ?と検索して回ったんですね。
…ほぼ全て、期待上げとか期待チェキとかですね。う〜ん、誰もインストールした事無いのかなぁ?
(某掲示板で試した事がある人が居られるでした。後は、Blogでは1件だけでした。う〜む)
まぁ、試しもせずに評論ぶるのもアレなので、実際にインストールして試す事にしました。はい。
インストール
公式サイトは、以下の場所にあります。
- tortoisegit - Google Code
http://code.google.com/p/tortoisegit/
ここから、ダウンロードしてインストールします。
インストーラはMSI形式で用意されており、非常に簡単です。
ちなみに今回インストールに使ったファイルは、「TortoiseGit-0.4.2.0-32bit.msi」です。
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リポジトリの作成とファイルの追加、コミット
リポジトリの作成は、右クリックメニューから「Git Create repository here」で良いようです。
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リポジトリの作成が完了すると、以下のようなポップアップが出ます。
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後の作業は、TortoiseSVNと同じです。
ファイルの追加は、同様にファイルを指定してから右クリックメニューから「TortoiseGit」→「Add」で行えます。
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コミットは、右クリックメニューから「Git Commit -> "master"」で行えます。
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ちょっと面白いのは、コミット時、上のように亀が飛んでいくダイアログが出る事です。
バージョン 0.4.2の問題
と、「いいじゃん!」と思ったのも束の間。
手元に入れたバージョン0.4.2では、以下に示す幾つかの問題が起きてます。
msysgitって要るの?
インストール時の注意事項に、「Please install msysgit 1.6.1 before install tortoisegit http://code.google.com/p/msysgit」って書いてあるんですけど、入れようと入れまいと 動作に違い無し。
(ちなみに、「Git-1.6.2.1-preview20090322.exe」を入れてみました)
というか、何度か試していると git.exe がプロセスに残留してしまう…。
ネット上のgitから取り込むには?
このやり方も今一判ってません。
今の所、以下の手順を踏む事でコードの取り込みに成功しました。
1.右クリックメニューから「Git Clone」を選択し、適当な場所にリポジトリを作ります。
2.この段階では、何故かソースコードが得られませんので、次に 右クリックメニュー→「TortoiseGit」→「Pull」を選択します。
3.「Other」を指定して、gitのリポジトリを指定します。
例えば、「git://github.com/dchelimsky/rspec.git」という風に。
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4.亀が空を飛んでコードを取得します。
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ただ、残念な事にコードを取ってきても、ログビューワが正常に動作してくれないという状態です。うえ〜ん、助けてドラ○モーン。
まとめ
- ユーザーインタフェースは、TortoiseSVNそっくりで、よく出来ています。
- インストール作業も非常に簡単です。
- 使い勝手は、現状はコメントを差し控えさせて下さい。orz