ふにゃるんv2

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dd_rescueを使って、壊れかけのHDDから別のHDDへ移行する方法

先週は大変でした。
夕食しながら、ぼ〜っとネットしていたら、突然ブルースクリーン(BSoD)画面が出ました。
「Ouch!!」とか言いながら再起動かけようとすると、同じBSoD。セーフモードで起動しようとしてもBSoD


冷や汗かきながら、BIOSからHDDの診断ユーティリティを起動(購入したPCに おまけで付いていました。便利ですね)すると、システムドライブのHDDのセクタチェック途中でエラー。
う〜ん、HDD全体が逝ってないだけましか〜とか言いながら、それ以上の修復は諦め、隣に寝かせておいてあった、旧マシンで先週末までしのぎました。こういう時、もう一台あると便利ですね。


週末休みになったので、家電屋に行ってHDDを購入。壊れかけのHDDからの移行を図る事にしました。

しかし、最近のHDDは安いですね。一般の家電屋さんでも、1万少々で500GB近くが購入できてしまうんですね。
子供の頃、ナイコン族(この死語覚えてらっしゃる方 居られますかね?)で雑誌を眺めてばかりの頃 見た広告では、10MBが数十万以上した記憶があったのですが、隔世の感があります。


移行作業にあたっては、otsuneさんの以下の指摘記事を参考に、色々な方の情報をかき集めて作業しました。


CDブートするLinuxという事で、KNOPPIX for Japanese editionを使わせてもらう事に。
どのisoファイルをダウンロードすればいいのか迷いましたが、どうやら knoppix_v5.1.1CD_20070104-20070122+IPAFont_AC20070123.iso で良かった模様。(最初、間違えて 64bit 版をダウンロードしてしまったです←ファイル名が一番短かったので、これだ!と思ってしまった)


今回は、以下のように作業を進めました。

  1. プライマリのスレーブに壊れかけHDD、プライマリのマスタに新HDDを接続。
  2. KNOPPIXを起動。この時、各所で指示のある通り、「knoppix noswap」で起動。
  3. コンソールを開いて、rootユーザーになり、dd_rescueコマンドを実行。
    今回は、「dd_rescue /dev/hdb /dev/hda」としました。

後は、動き出したのを確認して、一寝入り。時間かかるよ〜とコメントがあったので、どれくらいかかるかな?と思ったのですが、寝ていた時間(およそ6〜8時間程度)の内には、無事終わってました。


後は、新HDDをプライマリのマスタに繋ぎ代えて 初期起動を確認し、chkdsk コマンドで再度HDDの全チェックを行って完了としました。
ふぅ、時間かかりますね。
でも、無事復活できたので、良かったです。失ったファイルも、そんなに多くなかったようだし、運が良かった方かも知れません。

ddコマンドとdd_rescueコマンドの違い

今回、ddコマンドを使わずに dd_rescueコマンドを使ったのですが、一番良かったのは、作業の経過をリアルタイムに表示してくれる点でした。
ddコマンドって、実行すると完了するまで だんまり状態になるんですよね。
dd_rescueコマンドは、ちょうどtopコマンドみたいに、どこを読み書きしているよ。とか、どのくらいの転送速度だよ。って表示してくれるので、安心感がありました。