先週は大変でした。
夕食しながら、ぼ〜っとネットしていたら、突然ブルースクリーン(BSoD)画面が出ました。
「Ouch!!」とか言いながら再起動かけようとすると、同じBSoD。セーフモードで起動しようとしてもBSoD。
冷や汗かきながら、BIOSからHDDの診断ユーティリティを起動(購入したPCに おまけで付いていました。便利ですね)すると、システムドライブのHDDのセクタチェック途中でエラー。
う〜ん、HDD全体が逝ってないだけましか〜とか言いながら、それ以上の修復は諦め、隣に寝かせておいてあった、旧マシンで先週末までしのぎました。こういう時、もう一台あると便利ですね。
週末休みになったので、家電屋に行ってHDDを購入。壊れかけのHDDからの移行を図る事にしました。
しかし、最近のHDDは安いですね。一般の家電屋さんでも、1万少々で500GB近くが購入できてしまうんですね。
子供の頃、ナイコン族(この死語覚えてらっしゃる方 居られますかね?)で雑誌を眺めてばかりの頃 見た広告では、10MBが数十万以上した記憶があったのですが、隔世の感があります。
移行作業にあたっては、otsuneさんの以下の指摘記事を参考に、色々な方の情報をかき集めて作業しました。
- void GraphicWizardsLair( void ); // クラッシュしたHDDをサルベージするときはKNOPPIXかFreeSBIEでdd_rhelpとかdd_rescueするのがオススメ
http://www.otsune.com/diary/2006/11/19/1.html - kamo from scratch: dd_rescueでバックアップ
http://labs.cybozu.co.jp/blog/kamoshida/2006/11/dd_rescue_1.html - 故障したハードディスクからのデータ取得 - horikouの備忘録
http://d.hatena.ne.jp/horikou/20050923/p1 - 2004/01/22 三田(2) 「ディスクが BIOS から認識しなくても諦めるな!」
http://fromto.cc/hosokawa/diary/2004/20040122-mita2/
CDブートするLinuxという事で、KNOPPIX for Japanese editionを使わせてもらう事に。
どのisoファイルをダウンロードすればいいのか迷いましたが、どうやら knoppix_v5.1.1CD_20070104-20070122+IPAFont_AC20070123.iso
で良かった模様。(最初、間違えて 64bit 版をダウンロードしてしまったです←ファイル名が一番短かったので、これだ!と思ってしまった)
今回は、以下のように作業を進めました。
- プライマリのスレーブに壊れかけHDD、プライマリのマスタに新HDDを接続。
- KNOPPIXを起動。この時、各所で指示のある通り、「
knoppix noswap
」で起動。 - コンソールを開いて、rootユーザーになり、dd_rescueコマンドを実行。
今回は、「dd_rescue /dev/hdb /dev/hda
」としました。
後は、動き出したのを確認して、一寝入り。時間かかるよ〜とコメントがあったので、どれくらいかかるかな?と思ったのですが、寝ていた時間(およそ6〜8時間程度)の内には、無事終わってました。
後は、新HDDをプライマリのマスタに繋ぎ代えて 初期起動を確認し、chkdsk コマンドで再度HDDの全チェックを行って完了としました。
ふぅ、時間かかりますね。
でも、無事復活できたので、良かったです。失ったファイルも、そんなに多くなかったようだし、運が良かった方かも知れません。
ddコマンドとdd_rescueコマンドの違い
今回、ddコマンドを使わずに dd_rescueコマンドを使ったのですが、一番良かったのは、作業の経過をリアルタイムに表示してくれる点でした。
ddコマンドって、実行すると完了するまで だんまり状態になるんですよね。
dd_rescueコマンドは、ちょうどtopコマンドみたいに、どこを読み書きしているよ。とか、どのくらいの転送速度だよ。って表示してくれるので、安心感がありました。