ふにゃるんv2

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"文学少女"と繋がれた愚者

あけまして おめでとうございます。
今年は、どんな出来事があるのか、wktkしながら前に進みましょう。


で、早速ですが、これ。

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

哀しく、苦しく、それでも人を愛する事を止められない…。

あぁ、ラノベ読んでてよかったぁ。と思える一作です。


この巻でもそうなんですが、隠れたヒロインである美羽との記憶が、主人公の心葉くんを責め苛みます。

コノハ、コノハ、とぼくを呼ぶ快活な声。隣から、いたずらっぽくのぞき込むように見上げてくる甘い目。揺れるポニーテール。

−−−コノハには、きっと、わからないだろうね。

屋上の鉄柵の前で振り返り、寂しそうに微笑んで、そうつぶやいたあと、逆さまに落ちていった美羽。

まるで壊れたレコードのように。
多分、この物語のキーワードであろう、この現実な悪夢は、次巻以降も続くのでしょうね。


ところで、なんですか。作者のツンデレ琴吹さんに対する、あまりにもあまりな待遇の酷さには、涙を禁じ得ません。
ほら、こんなにも可愛いらしいのに。

杉子の衣装を身につけた琴吹さんは、そのときと別人のように頬をうっすらと染め、うつむいている。着付けは、茶道部の三年生に頼んだようだ。女の子って服装で変わるもんだなと感心していたら、ちらっと視線を上げて唇を突き出した。
「な、なに……っ。なに、見てんの、文句あるの?」
「いや、着物と袴、似合うなと思って」
正直に伝えたら、真っ赤になってしまった。
「や、バカ、井上のくせになに言ってんの。どーせまたお世辞でしょ。バカ、バカバカ」
「えっと、本当なんだけどな」
「えっ!」

もう、毎度「作者さん、琴吹さんを苛めないでーっ!」と思ってしまいます。

そういえば

一部ではもう販売開始された模様な、1月の電撃文庫なんですが、個人的には「ぼくと魔女式アポカリプス2」と「とらドラ4!」が早く欲しいなぁと思っています。
特に、「ぼくと魔女式アポカリプス2」は、1年待たされたので、もう出ないのかなぁと半分諦め気味でしたんで。わくわく。