鉄球王エミリー
第1巻の(ラノベでは有り得ない)衝撃すぎる結末から、とうとう完結しました。
鉄球王エミリー 鉄球姫エミリー第五幕 (鉄球姫エミリーシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 八薙玉造,瀬之本久史
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2009/05/22
- メディア: 文庫
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もう、出てくる人物全てが無駄にカッコいいんですよね。
台詞も一々嵌ってます。
「ベレスフォード公。貴様の言うことは正しい。だが、今、過去の罪を認めて引き下がる殊勝な態度など、何の役にも立たん。それならば、妾は開き直り、妾に逆らう奴らを返り討ちにしてでも、この国をまとめて戦う!」
エミリーの視線がベレスフォード公と絡み合う。
「妾に関わった者を死なせはしない。奪わせはしない。先刻、妾は言ったな。この国が何をもって成り立っているか。それは、貴公らと、妾たち……そして、さらに加えるならば、この国の根幹を支える国民たちによって成り立っている。妾はそれを知っている。多くの者により、支えられていることを知っている!だからこそ、これ以上、何一つ、ヴェルンストのケダモノどもに渡しはしない!!」
基本的に、ラノベは ほんわか気分になるのが好きなんですが、これは、熱い熱い。
作者さんの筆力に飲み込まれる一方で、それが気分が良い。
イラストも綺麗で迫力があるので、この作品に嵌り過ぎと言っても良いくらいです。
正直、アニメにしたらハマるんじゃないかな?と個人的に思っています。