修道女エミリー
前巻は、作者タソは超Sってな終わり方(所謂ラノベのお約束から、かなり外れたストーリー展開でした)したのですが、ヒロイン エミリーが気に入ってたので、今回も購入〜。
修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕 (集英社スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 八薙玉造,瀬之本久史
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2007/12
- メディア: 文庫
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一番のお気に入りは、やっぱりヒロイン エミリーでして、スケベ&大雑把&繊細&か弱い という様々な面を持つ所が良いですね。
例えば、
エミリーは頷いた。
「そうだ。惜しいことをした。今日は新しい罰を考えていたのだぞ。院長特権を発動し、修道女全員を集合させ、奴を取り囲む。そして、妾の音頭に合わせて、奴の周りを回りながら叫ぶのだ『全裸!全裸!』無論、強要はしない。奴が折れるか。修道女が折れるか。二つに一つ。どちらにしても妾は楽しめるのだから、天才的ではないか!」
の数ページ後に、
祈りの言葉が止まる。エミリーがゆっくりと立ち上がった。
天窓から落ちてくる光が金色の髪を赤く染める。振り向いたエミリーの白い頬には涙が伝っていた。憂いを帯びたその表情はグレンが初めて見たものだった。
なシーンがありまして、今にもポキリと折れるんじゃないか?と思わせるような繊細な心と、それでも困難に立ち向かう荒々しい心が両立しているのが良いですね。
あ〜、3幕早く出ないかな〜。