IronPythonの世界へのススメ

五月連休な休みを取れたので、荒井様より献本頂いた「IronPythonの世界」を何度も読み返してます。

IronPythonの世界 (Windows Script Programming)

IronPythonの世界は、以下のような感じで構成されています。(自分主観入りまくってます)

• IronPythonの起動方法
• Python言語の簡単な復習
• 「初めてのPython」であまり触れてないジェネリックなどの詳しい説明
• .NETとCOM(ActiveX)の呼び出し方を、よく使う事例を踏まえて紹介
  例えば、URLのパース方法を正規表現で説明、ファイル解説時にエンコードの違い説明、データベースのアクセス説明、ネットへのアクセスをCPythonと.NET版での違い説明、など
• IronPythonの内部探検方法

まぁ、コンパクトな本に、これでもか！これでもか！という具合に詰め込んでいます。
これぞ、プロの仕事って感じですね。自分も見習わないと…。

その中で、気に入った文言の紹介をば。

自作プログラム公開の勧め(P.281)
…プログラムを公開することで、多くの人が「こんな使い方ができるのだな」ときっと思うことでしょう。こんなプログラムがあるのであれば、自分もこういうプログラムを作ってみようときっと考えるはずです。…

ちなみに、よくBlogや某掲示板で「どこから手を付ければ良い？」って質問を見かけますが、個人的には、以下のステップでOKでないかい？と思ってます。

• Python言語を全く知らないよ
  初めてのPython 第2版 → IronPythonの世界 (Windows Script Programming)
• Python言語は一通り知っているよ、.NETも少しは知ってるよ
  IronPythonの世界 (Windows Script Programming)
• Python言語は一通りしっているよ、.NETはよくわかんないよ
  MSDN Librayの"Windowsベースのアプリケーション、コンポーネント、サービス"の適当な所をかじる → IronPythonの世界 (Windows Script Programming)

そういや、ライセンスどうなん？とか時折聞きますけど、P.21以降にも説明ちゃんとあります。

IronPythonのライセンスについて(P.21)
…「どのような目的にでも使用できる」し「IronPythonを使ったソフトウェアに対しては特許権の行使から守ります」…

つまりは、オープンソースライセンスです。(GPLよりBSDってのに近いのかな？)