オープンソースマガジンに載せていただきました
オープンソースマガジン 2007/1号に、IronPythonとVisual Studio 2005の連携記事を載せて頂きました。
さきほど見本誌を頂いて、こわごわ読んでいます。
それにしても、紙面で見ると、感動しますね。うんうん。
ページをぺらぺらめくり返すと、そうそうたる方が居られるので、ちょっとどころか かなり萎縮モードですが、大変貴重な経験をさせてもらいまして、編集様には足を向けて寝られませんです。はい。
込めたもの
若輩ながら、記事を書かせて頂きながら考えていたのは、「違う世界に足を踏み込むきっかけになってくれるといいなぁ」というものでした。
会社や周りの人からよく聞くセリフってのがあって、「これは○○だから判らない。知らない」「これは○○だからダメ」というものでした。
ちなみに、この○○には、Pascal、Perl、Ruby、Python、Basic言語や、Linux、.NETとかが当てはまります。
要するに、自分の守備範囲に無いから、手をつけたくない、勉強したくない、というものです。
単に仕事として割り切って考えれば、手を付けないのは ある意味正しいやり方だと思います。
実際、手を付けると、ドミノ倒しのように作業(業務、仕事)が広がっていくのが常ですから。
ただでさえクソ忙しいのに、「自分の負荷を高めるような真似なんか やってられっか。」というのが普通の人だと思います。
ただ、何でもかんでもそれで押し通すのは勿体無いな、と私は思う訳です。
○○を知っておく事で、仕事を進める際、より早く解決策を見つける事ができるケースが、増えると思うんですね。
まぁ、自分の場合を勝手に当てはめているだけなんですけども。
でも、(OSでも言語でも何でも)一つのやり方しか知らないのと、複数のやり方を知っているのとでは、モノを作るのに差が出て当然と思う訳です。(それは楽に作れるとか、早く作れるとか、正確に作れるとか、確実に作れるとか、そんな感じです)
日曜大工するのでさえ、普通はノコギリやトンカチ、ドライバーなど 各種道具を持ち出すのに、何でも出来るからと言って、十徳ナイフだけで作ろうなんて奇矯な事をする人は普通いません。(手が疲れます=ソフトの場合だと頭が疲れる)
だからという訳でも無いですが、「少し足を踏み入れると結構面白い世界があるよ」と言う事が、ちょびっとでも伝われば大変嬉しいです。はい。
そんな訳で
とまぁ、エエカッコシイ事言ってますけど、これは自分自身に対して言っている言葉でもありまして。
怠け癖強いんですよね、私。
どこまで
ところで、どこまで足を踏み込むべきか?
なんですが、個人的には「自分用のツール or ユーティリティを作る」ってのはどうかな?と思います。
理由は結構単純でして、
- 本だけを読んでも身に付かない
- コードを読むだけだと眠い
- 仕事だと、大抵知識が偏る
(時間的制約や業務内容により、理解の深度が中途半端だったり、特定の機能しか使わなかったりしますんで) - 自分で管理できる範囲に抑えるのが手を出しやすい
(大きくなると、おいそれと手を出しにくいので) - 既に出来合いのものを弄ると、出来合いのものに思考が引っ張られる
こんな感じです。
他の皆さんはどうなんでしょうか?