暗闇にヤギを探して

どこぞで、面白いと書いてあったので、買ってきました。

暗闇にヤギを探して (MF文庫J)

話というか不条理感溢れる雰囲気が、ぽややんとしていて、自分は好きです。
一つは問題つーか、何と言うか、次のページを開いたら、いきなり終わったてのが、ちょっと。
狙ってるんでしょうか？(パロディーとか何かのオマージュとか)

個人的に受けたのは、ここ。

「あんたは想像力ってものがないの？いい？想像してみなさいよ。あんたと一緒の高校に行けば、学校に通うのに重い荷物を一切持たなくていいのよ？柿の木坂を重い荷物持って上ることもなくなるのよ？学校帰りに荷物を気にせずに好きなだけ買い物できるのよ？休みの日には電車に乗ってちょっと大きな店まで買い物にだって行けるわ。そのあとに映画行ったり遊園地に行ったり水族館に行ったりできるのよ？荷物なんか一切気にしなくていいからね！プールに行って泳ぎの下手なあんたを罵倒することもできるし、花火大会にあんたを無理矢理連れ出して夜店で好きなだけ買い食いすることもできたのよ。もちろん全部あんたのおごりでね！体育祭だって文化祭だってどんなイベントがあっても快適に過ごすことができるはずだったのに、なのに！なのに！なのに！！！あたしの深遠にして遠大な高校生生活計画はあんたが落ちたせいで台無しになったのよ！あんたにこの気持ちがわかる？あたし今、何か変なこと言ってる？」

これ、なんてツンデレ？

続刊でないですかね？